ソーシャルメディアの普及にともない、毎日膨大な量のソーシャルデータが生み出されています。SNSが人々の消費行動や意思決定に与える影響力は日々増しており、テレビ番組でもSNS上での反響を紹介するコンテンツが増加しています。
このような膨大に生み出されるソーシャルメディアのデータをビジネスに活用する動きは、海外を中心に進んでいます。
そこで今回は、X(旧Twitter)データやソーシャルデータの収集方法や、そのデータを分析してビジネスに活用するにあたっての課題や分析ツールの選定についてご紹介いたします。
目次
ソーシャルデータとは?
ソーシャルデータは、日本での利用率が高いX(旧Twitter)をはじめ、Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)、YouTube(ユーチューブ)、ブログ、ECサイトの口コミ、ニュースサイトのコメントなどソーシャルメディア上に投稿されたデータを幅広く含みます。
ソーシャルデータ分析の課題
データ量が膨大
24時間365日投稿されるソーシャルデータは、データ量が膨大となります。とくに日本での利用率が高いX(旧Twitter)は、また気軽に投稿できることから日々生み出されるデータ量も膨大となります。X(旧Twitter)が公開しているデータによると2010年の時点で、1日の投稿数が5,000万となっています。これは世界全体でスパムによる投稿を除いた数字です。この膨大なデータの中から分析対象とする投稿を抽出し、処理するためには高いデータ処理能力が必要となります。
ノイズが多くデータの処理が必要
ユーザーが自由に投稿している性質上、ソーシャルデータはノイズが多いことが特徴です。意味を持たない投稿や同一人物による大量投稿、PRなどの広報目的の投稿、リツイートキャンペーンによる投稿など分析に適さない投稿は除外すべきです。
このようなノイズとなる投稿をフィルタリングし、分析対象のみとなるようにデータを処理します。この処理が不十分だと、誤った結論を導いてしまうこともあります。ソーシャルデータ分析においては、このノイズを適切に処理することが重要です。
同じ言葉でも使用されている文脈により意味が変化する
同じ言葉でも使われる文脈によって意味が異なります。例えば日本語でよく使用される「やばい」は、使用される文脈により、センチメント傾向が180°変わります。ポジティブな文脈で使用されているのか、ネガティブな文脈で使用されているのかを自然言語処理により分析する必要があります。
X(旧Twitter)やSNSデータを収集するならソーシャルリスニングツール
上記のようなソーシャルデータ分析の課題を解決し、効率的な分析を可能とするのがソーシャルリスニングツールです。ソーシャルリスニングツールはソーシャルデータを収集し、分析します。
ソーシャルリスニングツール選定の際に確認したいこと
ソーシャルリスニングツールといっても、さまざまなツールが存在しており、機能や分析対象メディア、サンプリングデータかなど機能はそれぞれです。どのようなメディアを対象とし、どのような精度で分析を行いたいのかにより適切なツールを選定することが重要です。
<選定の際に確認する機能例>
・対象としたいソーシャルメディアをカバーできているか
・対象としたい言語はカバーできているか
・フィルタリング機能は充実しているか
・収集したデータの分析機能は充実しているか
・収集するデータはサンプリングデータか、全量データか
X(旧Twitter)データやFacebookデータはAPIで収集し、分析する方法も
X(旧Twitter)やFacebookのデータ収集を目的とする場合は、無償で公開されているAPIを利用することも可能です。規約上スクレイピングによる事前承諾なしのデータ収集は禁止しているのでAPIを利用するにはアカウント申請をして承認されるなど手続きが必要になります。
また無料で利用できる範囲では検索可能な期間や件数に限度があり、膨大なデータの分析には不向きです。有償APIを利用すればより多くのデータを収集可能ですが、利用料は高額となる可能性があります。継続的なソーシャルデータの収集・分析を行うにはソーシャルリスニングツールの活用が手軽でしょう。
SNSデータ収集・分析にはQuid Monitor(旧NetBase)
当社が取り扱うソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)は、ソーシャルデータを自然言語処理(NLP)で解析し、様々な角度で分析を行うことが可能なクラウドベースのソーシャルリスニングツールです。自然言語処理による高度な文脈の理解、ノイズのフィルタリング機能、インサイトの非表示による意味のあるデータを可視化するなど高精度な分析を実現するための機能が充実しています。
膨大なソーシャルデータを収集、分析するにあたり、Quid Monitor(旧NetBase)では下記のような特長があります。
膨大なデータをリアルタイムかつスピーディーに分析
第三者調査の結果、Quid Monitor(旧NetBase)の分析処理スピードは、他の製品と比べて9倍速いという結果がでました。
ご利用いただくと分かりますが、分析結果は一瞬で表示されます。このスピード感がソーシャルリスニングを行う上で非常に重要です。Quid Monitor(旧NetBase)の分析処理スピードは一瞬を争うようなスピードの早いキャンペーンやイベントで活用いただくことができます。
AIがトピックを分類
トピックに対する膨大な投稿の中でどのようなテーマが話題になっているかをAIが自動で判別し、テーマごとに分類、可視化します。これにより人間の目では検出することが難しい特徴を明らかにすることが可能です。
X(旧Twitter)やSNSのデータを収集・分析したいならお任せください
ご紹介したように、ソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)を活用すればソーシャルの膨大なデータを収集、分析することが可能です。
また、分析したいキーワードが決まっていてダッシュボードでモニタリングを行いたい方、分析を依頼したい方にはSNS分析代行サービスもご用意しております。ご興味のある方はお問い合わせください。
SNSマーケコラム一覧
ソーシャルリスニングツールの活用方法やSNSマーケティング事例をご紹介します。
導入事例
Quid Monitor(旧NetBase)をSNSマーケティングにご活用いただいている海外企業SNS分析事例をご紹介します。
SNSトレンドレポート一覧
ソーシャルメディア上のトレンドをQuid Monitor(旧NetBase)で分析したSNSトレンドレポートをご紹介します。