SNSトレンドレポート

2021年M-1で話題沸騰「肉うどん」SNSバズを活用した事例を分析

2021年M-1で話題沸騰「肉うどん」SNSバズを活用した事例を分析

年の瀬の恒例行事、笑いの祭典『M-1グランプリ』。
2021年のM-1グランプリは「錦鯉」が見事優勝し、錦鯉長谷川さんの「諦めないでよかった」といった言葉や涙にもらい泣きする人が続出するなど感動を与えました。

M-1グランプリでは毎年ネタに取り上げられるモノやブランドが話題になる傾向があります。記憶に新しいのは2019年のミルクボーイのネタ「コーンフレーク」です。ネタの中にも出てくる”赤いスカーフのトラ”がトレードマークの「コーンフロスティ」は、Mー1効果で品薄になるなど、視聴者の消費行動にも大きな変化を与えました。

2021年注目の商品は「肉うどん」

さて2021年のM-1グランプリでも、注目された商品が1つ。
それは「肉うどん」です。

M-1グランプリ決勝初出場のロングコートダディの「ワニに生まれ変わるため転生を繰り返すがなぜか毎回肉うどんになってしまう」というネタで出てきたキーワードです。
ロングコートダディのボケ担当の兎さんのクセになる顔芸「肉うどん」が面白いとSNSで大きな反響を得て、X(旧Twitter)トレンドにも入るなど大きな話題になりました。

そしてこのトレンドにリアルタイムに反応したのが讃岐釜揚げうどんの「丸亀製麺」公式X(旧Twitter)です。

この投稿は2021年12月20日15時時点で1.2万リツイート、4万いいね!を獲得しています。
ソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)で分析した投稿の推定インプレッションは900万以上にも及びました。

「肉うどん」を含む投稿の人気キーワード

肉うどんの人気キーワード

19日の「肉うどん」を含む投稿の人気キーワードでも、丸亀製麺公式アカウントに言及した人が多いことが分かります。「食べる」「食べたくなった」「作る」など消費者の「食べたい」気持ちがあふれている中でインプレッションを獲得する投稿をできており、SNSバズをうまく活用した事例といえるでしょう。

このようなSNS上の活動の積み重ねは、ブランドの第一想起(真っ先に思い浮かぶブランド)やブランドへのポジティブな感情の増加に大きく貢献するでしょう。

SNSバズはタイミングが命

長くSNS上で話題になるトレンドもありますが、特定のイベントなどに関連したトレンドは非常にそのピーク期間が短いという特徴があります。
下記は「M-1グランプリ」に関する投稿推移と「肉うどん」に関する投稿推移です。

M-1グランプリ

M1の投稿推移

肉うどん

肉うどんの投稿推移

「M-1グランプリ」の投稿ピークは決勝の結果発表ですが、「肉うどん」の投稿ピークは午後8:45頃となっています。丸亀製麺公式X(旧Twitter)の投稿は午後8:59とかなりピークに近いタイミングであったことが分かります。

このようなピーク期間の短いトレンドのSNSバズに対応するには、SNSのリアルタイムモニタリングや関連キーワードに関する投稿アラート、そしてSNS運用に関する体制づくりが欠かせないでしょう。

特定のイベントやSNSバズを活かした海外事例

特定のイベントやSNSバズを自社のマーケティングに生かした海外事例も多数存在しています。ソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)で分析したインサイトを元に、SNSバズを作りだしたり、SNSバズを最大限活用する具体事例はコチラからご覧ください。

Quid Monitor(旧NetBase)海外導入事例一覧はコチラ

おまけ:M-1グランプリで反響を得たお笑い芸人

最後に、M-1グランプリで反響を得たお笑い芸人に関する分析をご紹介します。
「M-1グランプリ」に関連する投稿の人気キーワードから分析に不要な「M-1グランプリ」「#M1」などのワードをフィルタリング機能で非表示にしていくと「M-1グランプリ」で人気の芸人名や感情などのキーワードが見えてきます。

M1の人気キーワード

1番人気のキーワードは優勝を果たした「錦鯉」でした。そのほか芸人名で投稿数が多いのは、決勝に進出した「オズワルド」「インディアンス」、敗者復活戦で勝ち上がった「ハライチ」、そして最下位となったものの大きなインパクトを残した「ランジャタイ」でした。

決勝進出3組+ランジャタイで投稿数と時間推移を比較

SNS上で人気の高かった決勝進出3組に投稿数が多かったランジャタイを含めた4組の芸人さんに関する投稿シェアを時間推移と共に比較してみました。

M1比較

M-1グランプリ決勝戦が開始した18時半頃まではランジャタイ、オズワルドに関する投稿が多くなっています。19時代はネタ順の早いランジャタイが大幅に投稿シェアを伸ばし、20時代は最高得点を出したオズワルドの投稿シェアが伸びています。そして22時以降は優勝した錦鯉に関する投稿シェアが70%以上を占める結果となりました。

Quid Monitor(旧NetBase)ではこのように短期間のトレンドの推移を詳細に把握することが可能です。Quid Monitor(旧NetBase)でのSNS分析にご興味のある方は是非コチラからお問合せ下さい。

導入事例

Quid Monitor(旧NetBase)をSNSマーケティングにご活用いただいている海外企業SNS分析事例をご紹介します。

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